FAQシリーズ10|2026年3月の訪日外国人数は361万8,900人
- ミラクルONEエージェント株式会社

- 4月18日
- 読了時間: 8分
この記事のポイント
2026年3月の訪日外国人数は361万8,900人で、
前年同月比3.5%増となり、3月として過去最高を更新しました。
韓国は79万5,600人、台湾は65万3,300人と好調に推移しており、
引き続き重要な市場です。
一方で、中国は29万1,600人と前年同月比55.9%減となり、
市場ごとの動きには差が出ています。
山口県の中小企業・店舗も、今後は「訪日外国人全体」をひとまとめに見るのではなく、国・地域別にインバウンド対策を考えることが重要になります。
今回は、ミラクルONEエージェント株式会社の小土井稔が、山口県の中小企業や店舗様SNSを活用してどのように集客していけば良いかのヒントを伝えさせて頂きます。
2026年3月の訪日外国人数の推計値が公表され、3月単月としては過去最高を更新しました。インバウンド需要は引き続き高水準で推移しており、日本全国で訪日外国人対策の重要性がさらに高まっています。
ただし、今回の数字を見ると、すべての国・地域が
同じように伸びているわけではありません。
韓国・台湾は好調、中国は大きく減少、香港は堅調というように、
市場ごとに状況が大きく異なっています。
この違いを理解せずに一括りでインバウンド施策を考えてしまうと、
集客の方向性を誤る可能性があります。
そこで本記事では、2026年3月の訪日外国人数の全体像と、
特に注目すべき韓国・台湾・中国・香港の動向を整理しながら、
山口県の企業・店舗が考えるべきポイントをわかりやすく解説します。
2026年3月の訪日外国人数は361万8,900人で
3月として過去最高
2026年3月の訪日外国人数は、3,618,900人でした。
前年同月比では3.5%増となり、3月として過去最高を更新しています。
また、2026年1月〜3月の累計では、10,683,500人となり、
前年同期比1.4%増でした。
3月までの累計で1,000万人を突破しており、
2026年も引き続き訪日需要の強さが見える結果となっています。
3月の伸びの背景としては、以下のような要因が考えられます。
桜シーズンを迎える時期であること
4月のイースター休暇に向けた旅行需要の高まり
スクールホリデーを見据えた早めの渡航需要
一部路線の新規就航や増便
このように、季節要因と航空供給の両方が、
3月の訪日需要を後押ししたと考えられます。
主要4市場の数字はどうだったのか
今回、特に注目したいのが、韓国・台湾・中国・香港の4市場です。
2026年3月の実績は以下の通りです。
韓国:795,600人(前年同月比15.0%増)
台湾:653,300人(前年同月比24.9%増)
中国:291,600人(前年同月比55.9%減)
香港:216,300人(前年同月比3.8%増)
この4市場の中では、韓国が最多、次いで台湾という結果でした。
一方で、中国は前年同月から大きく減少しており、
東アジア市場の中でもかなり異なる動きが出ています。
つまり、今のインバウンド対策では、「外国人向けに発信する」だけでは不十分で、
どの国・地域を重点ターゲットにするかを明確にした戦略設計が
ますます重要になっているということです。
韓国市場は引き続き強い。航空便の拡充も追い風
韓国は2026年3月に795,600人となり、前年同月比15.0%増でした。
訪日旅行人気が継続していることに加え、
釜山〜静岡の新規就航や仁川〜成田線の増便なども影響し、
3月として過去最高を記録しています。
韓国市場の特徴としては、以下が挙げられます。
日本旅行への関心が継続的に高い
比較的短期間の旅行もしやすい
都市部だけでなく地方観光への関心も広がりやすい
SNSを活用した旅行情報収集との相性が良い
山口県の事業者にとっても、韓国市場は今後さらに重要になっていく可能性があります。
特に、食・カフェ・景観・温泉・ローカル体験などは、
韓国人旅行者との相性が良いテーマです。
そのため、韓国向けを意識する場合は、単に観光情報を出すだけではなく、
写真映えする見せ方
旅行中に立ち寄りやすい導線
SNSで保存・共有されやすい発信
Googleマップやインスタグラムでの情報整備
といった部分まで意識していくことが重要です。
台湾市場はさらに好調。今後も重要な訪日ターゲット
台湾は2026年3月に653,300人となり、前年同月比24.9%増でした。継続する訪日旅行人気に加えて、台中〜熊本線の新規就航、台北〜高松線の増便、さらにスポーツイベントの開催なども後押しとなり、3月として過去最高を記録しています。
台湾市場は、もともと日本旅行との親和性が高く、
地方観光との相性も良い市場として知られています。特に以下のような特徴があります。
日本への旅行経験者が多い
リピーター化しやすい
地方の観光地やローカル文化への関心が高い
食・温泉・自然・季節感ある景色との相性が良い
山口県は、都市型観光だけではなく、自然、歴史、温泉、地域の食など、
台湾人旅行者に刺さりやすい素材を多く持っています。
そのため、台湾市場は今後も非常に有望です。
特に、台湾向けの発信では、単なる施設紹介よりも、
その土地らしさ
季節の魅力
写真や動画で伝わる空気感
モデルコースや回遊のしやすさ
女性旅行者が行きたくなる見せ方
といった視点が重要になります。
中国市場は大きく減少。今は慎重な見方が必要
中国は2026年3月に291,600人で、前年同月比55.9%減でした。
資料によると、訪日需要が落ち着く時期であったことに加え、
中国政府による日本渡航への注意喚起や航空便の減便などの影響もあり、
前年同月を大きく下回ったとされています。
中国市場は、かつて訪日インバウンドの中心市場の一つでしたが、
現在は状況がやや不安定です。
そのため、山口県の企業・店舗が中国向け施策を考える場合は、
以前の成功体験をそのまま当てはめるのではなく、
足元の市場環境を冷静に見る必要があります。
もちろん、中国市場そのものが重要でなくなったわけではありません。
ただし現時点では、
市場環境の変化
渡航心理の変化
航空便供給の変動
情報取得チャネルの変化
などを踏まえた上で、より慎重に戦略を組む必要があります。
中国向けを強化する場合は、小紅書など現地SNSの活用、現地感覚を踏まえたコンテンツ設計、口コミ導線の強化など、より専門的な対応が必要になる場面が増えてきます。
香港市場は堅調。伸びは大きくなくても安定感がある
香港は2026年3月に216,300人で、前年同月比3.8%増でした。
イースター休暇時期に合わせた旅行需要の高まりもあり、
前年同月を上回る結果となっています。
香港市場は、韓国や台湾ほど大きな伸びではないものの、
堅調に推移している点が特徴です。
比較的旅行慣れした層も多く、日本の地方観光にも一定の関心があります。
山口県のような地方エリアにとっては、
香港市場も十分に狙う価値があります。
特に、
落ち着いた観光地
食や温泉
地方らしい街並み
写真映えする自然や景観
都市部とは違う体験価値
といった素材は、香港の旅行者にも相性が良い可能性があります。
大きな市場だけに目を向けるのではなく、
こうした堅調に推移する市場を丁寧に捉えることも、地方インバウンドでは大切です。
山口県の中小企業・店舗が考えるべきこと
今回の2026年3月の数字を見ると、インバウンド需要は引き続き高水準ですが、
国・地域ごとに状況が大きく違うことがよくわかります。
ここから山口県の中小企業・店舗が考えるべきことは、次の3点です。
1. 訪日外国人を一括りにしないこと
韓国、台湾、中国、香港では、旅行動機も、情報収集の仕方も、刺さるコンテンツも異なります。そのため、「外国人向け」と一括りにした発信では弱くなります。
2. 自社に合う市場を見極めること
すべての国・地域を狙う必要はありません。
自社の商品・サービス・立地・体験内容と相性の良い市場を見つけることが重要です。
3. SNSと地図情報を整えること
今の訪日外国人集客では、SNSでの認知づくりと、Googleマップなどでの来店導線整備の両方が重要です。特に地方では、見つけてもらうこと、
選んでもらうこと、安心して来てもらうことの3つが必要になります。
まとめ|2026年は「どの国にどう伝えるか」の
インバウンドマーケティング戦略が重要になる
2026年3月の訪日外国人数は361万8,900人となり、
3月として過去最高を更新しました。全体として需要は堅調ですが、
その中身を見ると、韓国・台湾は好調、中国は減少、香港は堅調と、
市場ごとに動きが異なっています。
この状況を踏まえると、今後のインバウンド対策では、
単に「訪日外国人が増えているから対策しよう」ではなく、
どの国・地域をターゲットにし、どの媒体で、どのように伝えるかまで
具体化することがますます重要になります。
山口県の中小企業・店舗にとっても、今後はローカルの魅力を、
相性の良い海外市場に向けて、適切なSNSや導線設計で届けていくことが
成果につながっていきます。
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